☆経営分析~基本メモ1
☆経営分析における資本と損益の概念
・総資本(総資産)=純資産+負債
・経営資本=流動資産+固定資産ー建設仮勘定ー投資その他の資産
・事業利益=営業利益+受取利息・配当金 ※しかし本業でない受取家賃は含まない
☆経営分析5つ
◎①収益性(P/L)
総合収益性分析は資本利益率(ROI)を売上高利益率と資本回転率に分解する
※ROIとは投下した資本に対して。どれだけの利益を獲得したのか?
ROIは高い方が望ましい
資本利益率
(経営者側からの視点)
総資本経常利益率
総資本事業利益率
経営資本営業利益率
(株主側からの視点)
自己資本利益率(ROE)→株主が注視する
売上高利益率(=マージン率)※分母が売上高
売上高総利益率 →販売価格の値下げ?労務費かかりすぎ?
売上高営業利益率→販売費及び一般管理費?広告費?
◎②効率性(P/L B/S)
資本回転率※分子が売上高
※資本回転率とはより少ない資本で多くの売上高が獲得されていれば回転率が高い
とし、高い方が望ましい
総資本回転率→投下した資本をどれだけの売り上げを獲得したのか?
経営資本回転率→本業で使う資本だけ考える
(資産の回転率)
売上債権回転率→売上債権の回収状況を表す
売上債権回転期間(逆数)→売上債権の回収期間(日・月)※短い方が望ましい
棚卸資産回転率→棚卸資産の消化速度を示す
棚卸資産回転期間(逆数)→在庫期間(日・月)※短い方が望ましい
有形固定資産回転率→機械設備等の稼働率が高く、有効に使われている
買入債務(仕入債務)回転率
買入債務回転期間
◎③安全性(B/S)支払能力の分析
(短期)
流動比率→流動負債に対して短期的な支払手段がどのくらい確保されているか
当座比率→流動資産から在庫を除いたものを当座資産といい、支払い能力をより
厳格に評価する(より換金化できるもの)
※当座資産=現預金+売上債権+有価証券
※サービス業などは流動資産のほとんどが現預金なので適正%は業種による
試験では100%基準とする
(長期)
固定比率→固定資産をまかなう返済義務のない自己資本がどのくらいあるのか
※低い方が望ましい 一般的には100%を超えてしまうもの
固定長期適合率→まかなう自己資本に固定負債を加えて もう少しゆるく考える
※低い方が望ましい👈注意!
(資本調達構造(負債と自己資本のバランスをみるもの))
自己資本比率→総資本に占める自己資本の割合※高い方が望ましいが・・・
負債比率→負債が自己資本の何倍あるのか?※低い方が望ましい
(インタレストカバレッジレシオ)P/L
収益が支払利息などの金融費用の何倍であるかを表す指標(倍)
※債権の格付けで使われる
▲④生産性 インプット対してどれだけアウトプットしたのか?
※付加価値・・・自社が生み出した産出量を表すもの。誰に分配するのか?
経常利益+給料+純額の利息+家賃+租税公課+原価償却費
(つまり、自社が支払ったコストをつみあげたもの)
・労働生産性 従業員の1人当たり売上高✕付加価値額
▲⑤成長性